イヤホンタイプは耳になかなかフィットしなくて苦手なヘッドフォン派で、普段は主にBeats Studio3 Wirelessを使用しています。
ただしランニング時はヘッドフォンだと重たいので完全ワイヤレスイヤホンを愛用していたのですが、昨年秋に片方を紛失。
使えないこともないので片耳だけで過ごしていたのですが、そろそろ雪も溶けてきてランニングも再開しようと考えると、急に物欲が湧いてくるという不思議。
モバイルバッテリーでおなじみのAnkerのオーディオブランド「Soundcore」から昨年末に発売されたLiberty Air(リバティ エア)が1万円以下ながら、機能性も高く、レビューの評判も良かったので購入してみました。
Soundcore Liberty Air
Zolo Liberty / Liberty+ / Liberty Liteとの違い
Ankerから発売されている完全ワイヤレスイヤフォンは、Liberty Air以外にもいろいろあるのでどんな違いがあるのかチェックしてみました。
それぞれ機能の違いは以下の通り。
Liberty Air | Liberty | Liberty+ | Liberty Lite | |
---|---|---|---|---|
再生可能時間 |
5時間
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3.5時間
|
3.5時間
|
3.5時間
|
最大再生可能時間 (充電ケース使用) |
20時間
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24時間
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48時間
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12時間
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重さ(片側) |
約6g
|
約6g
|
約6g
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約4g
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Bluetooth |
5.0
|
4.2
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5.0
|
5.0
|
ドライバーサイズ |
6mm
|
5.6mm
|
6mm
|
6mm
|
周囲音取り込み機能 |
-
|
-
|
○
|
-
|
防水性能は全てIPX5で、SiriやAndoroidの音声アシスタントも全機種対応。
ペアリング済みであれば充電ケースから取り出すと自動で接続してくれる「PUSH AND GO™機能」も全ての製品で実装されている。
再生可能時間、重さ、充電時間、周囲音取り込みの有無など機種により一長一短です。
どこに重きを置くかは使う人によって異なるとは思いますが、音飛びや途切れが少なく省電力性能の高いBluetooth5対応で、再生時間が一番長いLiberty Airを選びました。
AirPodsとの違い
liberty Airを見て、耳からうどん形状のAirPodsを想像する方は多いと思います。
メーカー、価格はもちろん違いますが、2つの決定的な違いは・・・
Airpodsがオープンエアー型で、liberty Airはカナル型という点です。
カナル型は好みが分かれますが、音漏れも少なく耳の奥で響くため、低音が強く、音の表現も豊か。
外部の音が取り込みづらいというデメリットもありますが、ノイズキャンセリング機能のついたヘッドフォンも使用している自分にとっては、それほど気になりません。
カナル型とは
ノイズキャンセリング機能とは
Soundcore Liberty Airのセット内容
セット内容は上記画像の通り。
イヤーピースはXS、S、M、Lとありますので、耳のサイズに合うものを選べます。
取扱説明書は19カ国語対応。もちろん日本語もありますが、取扱説明書を見なくても操作は簡単。
充電用アダプターは付属していません。PCから充電するか別途アダプターが必要です。
Soundcore Liberty Airを使用してみた感想
1週間程度利用してみたので率直な感想を。
ペアリングは簡単
Liberty Airのペアリング方法
step
1ケースから出す
ケースから出すと自動で電源が入ります。(上部LEDが白色に速く点滅)
もし入らなかった場合はもう1度ケースに入れて出し直すと良いでしょう。
タッチ部のシールは剥がしている状態でケースの出し入れをします。
step
2スマホからペアリング
未接続の機器に「Soundcore Liberty Air」が表示されるのでタップします。
画像はiPhoneですがその他のスマホもBluetoothの設定画面から同様の手順で選択でOK。(上部LEDが白色にゆっくり点滅)
step
3耳に装着してチェック
スマホで音楽を再生して聞こえるかチェックします。
片方の耳から音声が聞こえない時
動画で見るとどれだけ簡単なのかおわかりになるでしょう。(音声が出るので注意)
PUSH AND GO™機能の自動接続が非常に便利
一度ペアリングしておくと、充電ケースから取り出すだけで接続、充電ケースに戻すと切断を自動でしてくれる「PUSH AND GO(プッシュアンドゴー)」が非常に便利です。
電源を入れる操作がないため、耳に装着するだけですぐ音楽を聴くことが可能。
タッチでスマート操作
音楽再生機能や通話時の切り替えはタッチ操作が可能。
条件がいろいろあり覚えるまでは戸惑いますが、操作的には「2回タップ」と「2秒長押し」だけ覚えればOKです。
音楽機能 操作方法
右耳を2回タップ・・・再生/一時停止
右耳を2秒長押し・・・曲送り
左耳を2秒長押し・・・曲戻し
左耳を2回タップ・・・音声アシスタント起動(Siri/Googleアシスタント)
通話機能 操作方法
着信・通話時 右耳を2回タップ・・・電話に出る/切断
着信時 右耳を2秒長押し・・・着信を拒否
通話中着信時 右耳を2回タップ・・・通話を保留して電話に出る
通話中着信通話中 右耳を2秒長押し・・・保留中の回線と切り替える
通話時 右耳を2秒長押し・・・イヤホンとスマホスピーカを切り替える
今後ソフトウェアのアップデートで対応してくれると嬉しいですね。
アプリによっては少しだけ遅延あり
Bluetoothイヤホンで気になるのは動画再生時の音声遅延。
AAC(iPhone)やaptX(Android)コーデックに対応していると音ズレは軽減されると言われており、Liberty AirはAAC、SBCコーデックに対応しているのでiPhoneではほぼ遅延はありません。
プライムビデオ、Hulu、dtvは全く問題ありませんでしたがYoutubeのみ、わずかに遅れているようでした。
音質はなかなか良質
ランニング用の利用を考えていたので音質はそれほど期待していなかったのですが、中音域〜低音までしっかり出ていて、なかなか好印象。
カナル型なので耳への装着が浅いとカスカスな音質にはなりますが、しっかり装着すれば遮音性が高いため音漏れも少なく聞き取りやすいです。
イヤーピースでも音質が劇的に変わると言われているので、低反発素材のイヤーピースで評判の「Comply(コンプライ)」はそのうち試してみたい。
Comply(コンプライ)T-600を購入(追記)
人気のコンプライのイヤーピースですが、装着すると充電ケースに入らないという問題がありました。
いろいろ調べていくとDIMEの2月号の付録でコンプライのイヤーピースがついており、ちょうど良いのだとか。しかし最新刊が4月号なので当然ながら店頭には見当たらず・・・。
フリマアプリで見るとほとんど売り切れで人気の高さが伺える。
中には書籍の4倍近くの金額で売っている人もいる程。
DIME 2月号の付録のイヤホンチップが欲しいんだけど、ボッタクリも程がある。。 pic.twitter.com/qOxsKUG6zq
— ケー@10キロ減量 (@weblog_life) 2019年2月27日
ネットを見ていてもよくわからないので、ヨドバシカメラへ。
たくさんありすぎて、最初はよくわからなかったのですが ヨドバシではイヤーピースのサンプルを自分のイヤホンで試させてくれるので目当ての商品がわからない場合は是非イヤホンを持っていって試させてもらいましょう。
いろいろ試着?してみてちょうど良さそうなT-600にしてみました。
低反発ポリウレタンをグニュっと潰して耳に装着すると、耳の中でふくらみ装着感が増します。
これは一度使うと辞められないのもわかります。
充電ケースにもギリギリ入りました。
なかなか良い値段しますが、その分の価値はありですね。
ポイント
低反発ポリウレタンが柔らかく耳が痛くならない
耳にピッタリフィットするので小さな音で音質もアップ
Soundcore Liberty Airレビュー まとめ
AirPodsが人気ですが、ちょっと高い、黒がほしい、音漏れが気になるというような人にとってはSoundCore Liberty Airはベストな選択でしょう。
SoundCore Liberty Airをまとめると・・・
ポイント
IPX5の防水性能
とても軽い
SiriやGoogleアシスタント対応
Push And Goで接続はラクラク
タッチ操作は便利だが音量調整は端末から
アプリによって多少遅延あり
1万円以下でこれだけ高機能・高音質であれば「買い」ですね。