素人が独学で勉強して電気工事士試験に合格した話
筆記試験、技能試験の合格率推移
「当時は簡単だったんじゃないの?」ということもありえますので、当時からの合格率の推移を調べてみました。 公式サイトである「電気技術者試験センター」に公開されている情報によると筆記試験、技能試験の合格率は、技能はほぼ横ばいという感じですがわたしが合格した年度の筆記試験合格率は約53%でした。 なお筆記試験に合格しないと技能試験を受験できないため筆記のほうが難易度が高め。直近の合格率
- 平成30年度(累計) 筆記試験合格率48.3% 技能試験合格率 52.1%
- 令和元年度(累計) 筆記試験合格率57.9% 技能試験合格率 61.1%
- 令和2年度(累計) 筆記試験合格率53.4% 技能試験合格率 68.3% (新型コロナウイルス感染拡大防止のため上期筆記試験中止)
電気工事士試験の種類と内容
電気工事士試験は「第一種」と「第二種」の2種類があります。 それぞれ電気工事のできる範囲が異なり、第一種は大規模な電気設備の作業から、家庭用の小規模な電気工事まで広い範囲の工事をすることができます。 第二種は家庭用、小規模な事業所など低圧(600ボルト以下)の電気工事をすることが可能。 わたしが受験したのは第二種となりますので、この記事では第二種について説明していきます。 以前は第二種電気工事士の試験は年に1回でしたが、平成23年度より上期と下期の年2回でどちらか1回のみ受験可能でしたが、平成30年度(2018年)より、両方受験可能になりました。 試験の内容は下図がわかりやすいのですが「筆記試験」に合格すると「技能試験」を受験することが可能。合格すると都道府県に免状を交付することができます。 参考 http://www.shiken.or.jp/flow/pdf/construction02flowsin1.pdf 受験にかかる費用は、インターネットから申し込むと受験手数料9,300円で郵便局の窓口で払い込む場合は9,600円。 申込みは振り込みに行く手間や金額を考えるとネットのほうがオススメ。 なお、受験票には写真を貼り付ける必要があり、貼り付けてないと受験できないので注意。 また、合格した後、都道府県にて免状交付時に手数料5,200円が別途かかります。 公式サイトの受験案内がかなり詳しいので今後受験を考えている方はチェックしてみてください。 参考 第二種電気工事士試験 受験案内試験までの勉強方法
まったくの未経験&何も知らない状態ですのでイチから学ぶ必要があります。 頼りになるのは参考書。まずはやさしく解説しているテキストを一通り学習。 参考書に「今年はココが出題される!」といった問題は、確実に押さえつつ、ある程度わかるようになったら、ひたすら過去問を反復学習。 過去の問題を解いていると、だいたい毎年同じような問題が出題されていることに気づくと思います。 問題集によっては出題頻度の高い問題がピックアップされていますので、効率よく学習すると良いでしょう。 工具や材料の名称、使用用途など暗記する問題が多いのでとにかく反復して覚えました。 技能試験の対策としては実際に手を動かすしかありません。 キレイに残っているのがこれしかなかったのですが、練習用の材料を購入して何度も練習しました。 ただ、筆記試験に合格しないことには技能試験を受けることができないですから、筆記合格までは軽く練習。 筆記に合格してからはさらに本格的に過去の技能試験問題を進めていく感じです。 汚いですが、家で練習したものが残ってました(笑)- ペンチ
- ドライバ(プラス、マイナス)
- 電工ナイフ
- スケール
- ウォータポンププライヤ
- リングスリーブ用圧着工具(JIS C 9711:1982・1990・1997適合品)