しかしどうせなら使ったことがないサーバーも試してみたいと思い、最近良い評判を良く見かけていて気になっていた、クラウド型のレンタルサーバーであるMixHostにしてみました。当時はこんなことを書いていましたが、移転実績が多くコスパが良さそうだったので、MixHostを使用していました。
1番安いプランのスタンダードでも100万PV程度まで快適に使えるとのことだったので、全然問題なし。
障害情報をよく見かることがあるものの、幸い自分のブログ収用サーバーでは一度も問題はなかったため、数ヶ月前に1年契約の自動更新をしたところ・・・。
数週間くらい前から、「サーバーがウィルスに感染した」、「障害発生で丸1日アクセスできない」など良くない情報を立て続けに目にしたのに、加えて5年契約で半永久使用できるプラン。
ケー
運営さん大丈夫かな・・・。
今回はConoHa VPSに移転する際に気になっていたこと、実際に移転した作業内容を中心に紹介したいと思います。
世界最速級 WordPressならConoHaVPS
ConoHa VPSとは
VPSとはVirtual Private Serverの略で、1台のサーバーマシンの中に仮想サーバーを複数起動できる技術を用いたサーバーの仮想専用サーバーのことです。ConoHa VPSは初期費用が無料で、申込み後すぐに使用できるのが特徴。低料金ながら、コントロールパネルから簡単にスケール(拡張)できるのも魅力。
そして超高速WordPress仮想マシン「KUSANAGI」に対応。さらにKUSANAGI managerという管理ツールがあるため以前より簡単に設定ができるようになりました。
メモ
Kusanagi managerを使わない場合、ターミナル(ハッカーが使いそうな黒い画面)でコマンドを入力して設定する必要があります。
WordPressの移転は簡単?
結論から先に言うと「予想していたよりは簡単」でした。以前は仮のドメインでWordPressをインストールして、データベースのエクスポート、インポートをして各種ファイルをFTPでコピーして、最後にDNSが浸透したらドメインを変更して…と非常に工程が多く、なるべくなら避けたい作業のイメージ。
しかし今はプラグインでエクスポート、インポートするだけでほぼ完了するためかなり簡単になったと思います。
ケー
敷居はだいぶ低くなった印象です
具体的に説明すると、All-in-One WP Migrationというプラグインでデータ全般をエクスポートして、移転先では同じプラグインでインポートするだけで8割がた終わりです。
しかし、All-in-One WP Migrationは無料の場合512MBしかインポートができません。
ある程度長く記事を書いてる人だと、全然収まらないサイズなので面倒な場合は有料版を購入すると良いでしょう。69ドルで面倒なことから解放されます。
今回はオプションで「スパムコメントをエクスポートしない」「投稿リビジョンをエクスポートしない」「メディアライブラリをエクスポートしない(ファイル)」を除外したところ220MB程度で済んだので無料版のままでOKでした。
移転元のmixhostはレンタルサーバーながら、Terminalで接続できるのでuploadディレクトリを圧縮して、FTPでダウンロード。新しいサーバーにアップロードしました。
FTPじゃ全然終わらないからtarで固めてるけど長い…画像多いな😞 pic.twitter.com/QcMeDjSSmt — ケー@ウェブと食べ物と趣味のこと (@weblog_life) November 14, 2019
ケー
4サイトぐらい移したのでだいぶ慣れましたね
ConoHaVPSは誰でも使える?
17万アカウント突破したConoHa VPSは以前に比べると情報もよく見かけるようになりました。Linuxやサーバーの知識がある方はもちろん問題ないですが、VPSは使ったことがないと言う方でも、自分で調べて実践できる人であれば何とかなるレベルだと個人的には思います。
しかしVPSは管理者権限も与えられているため、なにか問題が発生した場合も自分で対応する必要があります。
ケー
突然のトラブルなどを考えると、詳しい人が周りにいたほうが安心かも。
Kusanagiを使う場合、サーバー追加するときに注意
アカウントを作ってサーバーを追加するのは簡単ですが、Kusanagiを使う場合はアプリケーションというタブから選択する必要があります。というわけでConoha VPS借りてみた。
CentOS8だし、いろいろ勝手がわからない・・・。ボチボチ設定するか。 — ケー@ウェブと食べ物と趣味のこと (@weblog_life) November 14, 2019
ケー
最初OSインストールでCentOS8.0を入れてしまいどうすれば良いのか迷いました。
最初に作ったほうを削除して、サーバー追加しなおし。
これができるのは時間貸しのメリット — ケー@ウェブと食べ物と趣味のこと (@weblog_life) November 14, 2019
Kusanagiは誰でも使えるか?
Kusanagiは通常「KUSANAGIコマンド」という専用のコマンドを入力して、初期設定やプロビジョニング(配置)をしていく必要があります。しかしConoHa VPSの場合はKusanagi Managerという管理画面が充実しており、ほぼブラウザのフォームで完結できます。
ケー
残り1割ぐらいは黒い画面でコマンドを打つ必要があります。パーミッションの変更やセキュリティ面の設定などなど・・・
自動バックアップはトラップなので気をつけて
Kusanagiマネージャーには自動バックアップという機能があり、Onにしておけば勝手にバックアップしてくれます。ただ管理画面上にはOn/Off以外に何もないので調べてみたところデフォルトで14日分保存するようなので、4日分に減らしました。
ケー
こちらを減らす場合も黒い画面でポチポチです・・
減らしたは良かったのですが、デフォルトの容量が50GBなのですぐ足りなくなりそうな予感。14日は多いので、世代数減らした。
Conoha VPSのKusanagi Managerがバックアップだけで容量オーバーになる件の対応 https://t.co/aoXqh6nbBM — ケー@ウェブと食べ物と趣味のこと (@weblog_life) November 18, 2019
1週間ぐらい経過したタイミングで何故かアクセスするとエラー表示。
サーバーを再起動してみたところ、なんと「データベース接続エラー」 どうやらMySQLが起動できないようなのですが、エラーログを見ても釈然としない感じ。よくよく見てみるとディスクが100%。
ケー
バックアップで容量不足とか嘘でしょ・・・
サブディレクトリ化している場合でもできるか?
移行前に気になっていたのが、サブディレクトリにインストールしたWordPressが正しく動くかどうか。Kusanagiマネージャーでは、トップドメインの設定しかできないので、サブディレクトリを設置したいドメインのDocumentRootにディレクトリを作成。
別でインストールしたDocumentRootの中身をコピーしてインストールしました。
URL | ディレクトリ |
---|---|
https://hogehoge.com/ | /home/kusanagi/hogehoge.com/DocumentRoot |
https://hogehoge.com/tenshoku/ | /home/kusanagi/hogehoge.com/DocumentRoot/tenshoku |
注意
Kusanagi managerで設定した場合ディレクトリ名はランダムな文字列で生成されます。
location /tenshoku { root /home/kusanagi/hogehoge.com/DocumentRoot/tenshoku; access_log /home/kusanagi/hogehoge.com/log/nginx/tenshoku_access.log main; error_log /home/kusanagi/hogehoge.com/log/nginx/tenshoku_error.log; try_files $uri $uri/ /tenshoku/index.php?$args; index index.php; charset utf-8; }
注意
記述ミスをするとエラーにより起動しない場合がありますので、シンタックスチェックで構文エラーがないか確認します。
最後に
さくらのVPSではKusanagiコマンドで設定していたKusanagiですが、ConoHa VPSではとても簡単スピーディーに設定することができ驚きました。 VPSはちょっと敷居が高いというかたは、ワンクリックでWordPressを移行するツールなどが用意されているConoHa WINGが良いかもしれません。ケー
落ち着くまでいろいろありましたが、現在利用しているサービスが不安な場合はさっさと変えるのが良いですね。問題があってからでは遅いので!