長年使っているキッチンの蛇口から、少し前から水がポタポタと垂れるようになりました。最初は「このくらいなら大丈夫だろう」と思っていましたが、毎日続く蛇口の水漏れ音が意外と気になります。
特に夜の静かな時間帯は、あの「ポタ、ポタ」という音が耳についてしまいます。
さらに気になったのが水道代です。わずかな水漏れでも、24時間続けば水の無駄になります。水道局の公開情報でも、蛇口からのポタポタ水漏れは年間で数千円規模の水道料金増加につながる可能性があるとされています。
とはいえ、業者に修理や交換を依頼すると1万円以上かかるのでは…と考えると、なかなか踏み切れませんでした。
そこで原因を調べたところ、どうやら内部のカートリッジ「THY582N」の劣化が疑われることが判明。部品交換で直る可能性が高いと分かり、思い切って自分で交換してみることにしました。
結論
蛇口の水漏れは、THY582Nカートリッジの交換で解決するケースが非常に多いです。
特に「レバーを閉めてもポタポタ止まらない」症状は、
内部カートリッジの経年劣化が原因である可能性が高いでしょう。
蛇口の水漏れ原因は内部部品の経年劣化が多い
蛇口の水漏れは、パッキンや内部カートリッジの経年劣化が主な原因とされています(東京都水道局の案内より)。
特にシングルレバー混合栓では、バルブカートリッジ(THY582Nなど)の経年劣化により、水が止まりにくくなるケースが多いとされています。
わたしの場合も、水道の型番で「水ポタポタ」など検索したところ、同じシングルレバー混合栓の方が、カートリッジ交換で改善されたというのを見かけて確信しました。
シングルレバー混合栓のカートリッジとは、主に水の量や温度を調整する要のパーツです。

10年程度が寿命で、既に複数回交換したというレビューもありました
THY582Nとは?対応蛇口を確認

THY582NはTOTO製のシングルレバー混合栓用カートリッジです。まず、水栓本体の型番をチェックして、公式サイトで適合を確認します。
古い製品でも公式サイトの図面などを見ると、使っているパーツが型番付きで調べることが可能です。
なお、型番違いを購入すると取り付けできないため注意が必要です。
蛇口水漏れを自分で直す!THY582N交換手順

必要な工具
カートリッジの押さえという、上部にとめているストッパー(タイプ)は複数あります。我が家は一番簡易的な「ストッパータイプ」だったため、マイナスドライバーのみでOKでした。
六角タイプはモーターレンチ、ボックスタイプは専用工具(TZ39)が必要になるようです。
また、ラジオペンチがあると作業はしやすいです。
手順
STEP.1 水を止める
止水栓もしくは元栓から給水を止めます。
STEP.2 レバーハンドルを外す
上に引き上げるとはずれました。

STEP.3 カートリッジ押さえ(ストッパー)の取り外し

下部は反時計回りに回すと手で簡単にはずれました。

STEP.4 古いカートリッジの交換
古いカートリッジは上に引き上げることで外れるはずなのですが、劣化が原因なのかバラバラになってしまいました。

カートリッジを取り外すとフレアパッキンとバネがあるのでドライバーやラジオペンチで引き抜きます。

取扱説明書の通り、新しいフレアパッキンとバネは長いもの(割り箸)に通して取り付けます。

STEP.5 カートリッジ押さえ(ストッパー)の取り付け〜元に戻す
カートリッジをつけたら、外した時と逆にとに戻していきます。

STEP.6 止水栓もしくは元栓を開けて確認
元栓を開けて水を流してチェックしたら完了です。
自分でカートリッジ交換をするメリット・デメリット
自分でカートリッジ交換するメリット・デメリットは以下のとおり。
メリット
- 業者費用を節約できる
- 作業時間が短い(15分程度)
デメリット
- 固着して外せない
- 型番を間違えるリスク
- 水漏れが悪化する可能性
業者に頼むと交換を薦められる可能性もあるので、サクッと交換できてよかったです。デメリットにも記載しましたが、古すぎると固着して外せなかったり、型番を間違えると余計なコストが増えるので注意です。
また、築15年以上の場合は水栓本体交換も検討が必要です。
まとめ
キッチンの蛇口からの「ポタポタ」水漏れは、放置していても自然に直ることはほとんどありません。
むしろ 水道代の増加 や ストレスの原因 になってしまいます。
今回のように、原因が内部カートリッジ の経年劣化であれば、部品交換だけで短時間・低コストで解決できる可能性が高いです。
特に次のような症状がある場合は、カートリッジ交換を検討する価値があります。
工具さえ揃っていれば、作業自体は15分程度。業者に依頼するよりも大幅にコストを抑えられます。
ただし、「固着して外れない」「水栓本体が劣化している」といったケースでは無理をせず、専門業者への依頼や本体交換も選択肢に入れましょう。
「ポタ、ポタ」という小さな水漏れでも、積み重なれば無駄な出費になります。まずは水栓の型番を確認し、適合部品をチェックすることをおすすめします。






